Booklog - 入門・倫理学
輪読会のやつ。はじめに、とⅠ倫理学の基礎 1 章 倫理学の基礎。 現代的な倫理学の基本的な考え方について。 直観(感ではない)はそれだけで自明足りうるが、衝突する場合には理論的に解決する必要がある。 また直観は経験や常識に基づくため旧来の偏見を含むことがある。 合理的な倫理的判断は、事実と価値(観)を区別し、一貫性、公平性が必要となる。 おもしろい。日本の文脈に則した英米系の倫理学入門書という立ち位置みたい。あと BOX に書かれてる内容が本文で出た話を深めて良い。
2024-10-21, read count: 1, page: 1 ~ 26
輪読会のやつ。Ⅰ倫理学の基礎 第 2 章 倫理理論。 倫理理論というツールを使うことで直観的に難しい場面での合理的な判断を補助する。 規範倫理学→帰結主義→功利主義。 帰結主義は良い結果で良し悪しを判断する立場であり、功利主義の良い結果とは関係者の幸福。 功利の原理と結果で判断する行為功利主義の限界を修正するために道徳規則を追加した規則原理主義。 二層理論では直観レベルと批判レベルの二段階で判断する。 多分ザクッと理解する意図の章なので用語を覚えるのからスタートかな。
2024-11-11, read count: 1, page: 27 ~ 35
輪読会のやつ。Ⅰ倫理学の基礎 第 2 章 倫理理論。 義務論(deontology)または義務にもとづく理論(duty-based theory)。 正しい・正しくない行動のタイプ≒義務によって行動を制約される義務論敵制約。 カントの倫理学では、義務にかなっているだけの行為は適法性があるだけで、道徳性はないとみなす 。 定言命法・人間の尊厳・自立としての自由でもって義務を特定できるとした。 ロスの倫理学は一応の義務で義務の衝突を回避できるとした。 ロールズは功利主義の欠陥は幸福の配分に触れられていないこととし、社会契約説によって配分の原理を構築できるとした。
2024-11-25, read count: 1, page: 35 ~ 44
輪読会のやつ。Ⅰ倫理学の基礎 第 2 章 倫理理論。 徳倫理。近代的な規範倫理学の理論的限界を打破するためアリストテレス倫理学への回帰。 人間が開花するために必要な性格の特徴。規範倫理学は道徳的性格に対処できない。 客観性が曖昧で、相対的である≒ルール化が難しいつまり規範的でない。 流れ的には徳(性格)→義務(行為)→功利主義(結果)。 第 3 章 権利論。 権利は法的な場面でよく用いられるが、倫理的議論の中でもよく用いられる。生存権など。 権利が侵害される場面=人間の利益や価値が損なわれる場面で問題となる。 自由権、プライバシー権は自由権から派生する(他者を私的領域に踏み込ませない権利)。敵視的に自由はある主の抵抗権であった。 社会権(社会的基本権、生存権的基本権)。個人の生存や維持を国家に要求する権利。 歴史的に自由権により生じた様々な問題を是正するものとして社会権が重視されるようになった。 自由権は消極的権利「~からの自由」、社会権は積極的権利「~してもらう」
2024-12-09, read count: 1, page: 44 ~ 55
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