Booklog - デッドライン ソフト開発を成功に導く 101 の法則

Tom DeMarco, 伊豆原弓

はじめに~ 1 まで。ジョージ・ガモフの不思議の国のトムキンスに倣って、デマルコ流のヒトに重点を置いたプロジェクト管理をトムキンスを使って説明する、って趣旨みたい。 小説調なのでまだ大した進展なし。もっと読む量増やした方が多分理解の進みもよかろうが、今はちょっと時間が取れんので最低 1 セクションは読む感じで進めていく。 不思議の国のトムキンスも知らないので積読候補に。

2025-10-10, read count: 1, page: i ~ vi, 1 ~ 10, pages read: 16

本書は、エピソードと、そこからトムキンスが得て日記に書いたプロジェクト管理の原則でセットになってる。 2 ~ 5 までの原則は、プロジェクトには変更がつきもの、懲罰をもって焚き付けることは人を萎縮させプロジェクトに不利益をもたらす。 さらに懲罰でもってしても目的を達成できない場合、懲罰を実行しなければ誰も信じなくなり、実行すればさらに萎縮する悪循環に陥る。 ピープルウエアで語られていた内容のおさらい的にサクサク読めそう。

2025-10-11, read count: 1, page: 11 ~ 48, pages read: 38

6 ~ 9 までの原則。マネージャは腹を決めて自身の直感を信じチームに魂を吹き込む。同時に無駄を嗅ぎ分ける鼻が必要。 戦いが始まった時、マネージャの下準備を含めた仕事は終わっている。下準備が不十分なら効果は薄れる。 短期的に生産性を高める方法はない。 時間を無駄にする方法はいくらでもある。無駄を避けるにはリスクを管理して初期の兆候のうちに対処する。 ベリンダのくだりは組織の均質でない人材を取り入れるの点も感じられたな。

2025-10-12, read count: 1, page: 49 ~ 94, pages read: 46

10 ~ 12 までの原則。プロジェクトを完了させる直感をモデル化してシミュレーションし、議論や実績を反映して改善する。 そのモデルの入力となる仕事のサイズを測定する。サイズは独自の尺度でもよい。 過去のデータも同様に測定し、サイズと生産性の関係を分析する。 健全な組織でも病んだ政治が発生し、その悪影響を受けることがある。病んだ政治は個人の目標が組織のそれより優先されることを特徴とする。 病んだ政治の副作用で、少数精鋭プロジェクトは不安のため間違ったこととわかっていても人を投入する。 ここでいう iThink は STELLA というシステム思考のためのツールらしい。仕事の流量をモデリングするってのを考えたことがなかったので勉強になる。

2025-10-13, read count: 1, page: 95 ~ 152, pages read: 58