Booklog - なぜこの人はわかってくれないのか 対立を超える会話の技術
Jason J Jay, Gabriel Grant, 樋口武志
序文。 人間同士が競争して追い求める無限の物質的成長はゼロサムゲームであり人類や地球の生物の未来に貢献しない。 問題の本質は勝敗で決まるものではなく本質的に人類の未来に関わるもの。 この問題の対処法は奮闘するか変化するしかない。変化はあきらめでなく違う角度から内部外部の障害を認識・取り除くこと。 世界をより良くする行いは日々その実践されるため、その根幹をなすが会話重要であり会話がその根幹をなす。本書はその指導と実践の良いアドバイスになる。 序文難しいなこれ。学習する組織のセンゲ氏。
2026-01-30, read count: 1, page: 1 ~ 16, pages read: 16
まえがき。イントロダクション。 会話がより良い世界を築いていく。会話には筋書きはなく優れた会話術のようなものものない。 ただ特定の視点や考え方に固執した自分を拡張し未来にあった姿勢に変えていくのみ。 本書は元々がワークショップだったのもあり途中にエクササイズが挟まる。 エクササイズの積み重ねてがのステップの基礎になり、自身の内省を促し会話の変革をもたらす。 まだふわついた読後感がして素直に言葉が染み込んでこない気がするがとりあえず続けてみる。
2026-01-31, read count: 1, page: 17 ~ 34, pages read: 18
1 会話の機能不全。 世界が直面している数々の大問題よりも大きな問題は共通認識の欠如であり、それを解消するための諸々の行動いずれにも共通するのは会話。 対立は異なる価値観を包み込むコミュニケーションや会話が機能不全に陥るときに起こる。意見が同じ内輪だけで話すのではなく、異なる意見を持つ人と話すことが重要。 まず行き詰まり、目標が達成されないまま繰り返し行動を起こす・避けるを振り返ることから始める。 パワープレイやフレーミングといったある種の権力行使の方法、本当に相手の目標を尊重したものでない行動でなく、オーセンティシティで行動する。 オーセンティシティは過去の行動の一貫性でなく、未来に見合う自己の姿の一貫性。 本書も優秀なまとめがあって自分の言葉でまとめても似通ってくるな。とはいえまとめ直しても同じなら仕方ないか。 フレーミングを使う相手は自分自身というのがこの章のポイントな気がする。
2026-02-01, read count: 1, page: 35 ~ 62, pages read: 28
2 行き詰まりを抜け出すカギ。 従来のオーセンティシティは過去からの一貫した振る舞いを指すが、未来の想像に関しては行き詰まる可能性がある。 自分の目指す未来に合わせて変化していく動的なオーセンティシティが必要になる。それは自分の中の未来に忠実でない一面を見つけ認めることでもある。 自分を客観視するのは難しいからコーチ役になってくれるパートナーを見つける、というのはぼっちのわたしには難しいな。 AI で壁打ちするか。 未来を目指す上で重要なのが自身が変わることというのは複雑性に対処するのと共通する点やな。
2026-02-02, read count: 1, page: 63 ~ 78, pages read: 16
3 会話から透けて見える思考。 相手と会話するときには自分の内側の声・声にならない声が影響していて振る舞いから漏れ出る。 つまり行き詰まりの原因は自分のあり方であり、自分が目指す未来にそぐわない・誇れない振る舞いを認め変えていく必要がある。 それは自分の内面にあるあり方でなく、相手から見た自分のあり方に対して責任を持つということ。 なんとなくわかってきたが、会話という媒介を通して自分自身の目指す未来を実現するための行動変容を目指すのが本書やな多分。 自分のあり方に固執せず目指す未来を実現するために自分自身を変えていく、ということみたい。興味が湧いてきた。 ちょっとエクササイズの自分の回答を覚えきれなくなってきたので、別途メモを取って臨んだ方が良さそう。
2026-02-03, read count: 1, page: 79 ~ 106, pages read: 28
4 行き詰まった会話から得ているもの。 会話の行き詰まりはそこから利益得ることで陥る。落とし穴の中にエサがあるように罠に落ちる。 そのエサは、正しさ・善行・揺るぎなさ・安全性といったもの。誰しも安全圏にいるのは落ち着くが、何かを変えようと思ったら安全圏から抜け出す必要がある。 自分が嵌っている落とし穴を特定するには、よくある落とし穴の例を知り自分の具体的な会話を振り返ってみること。 また自分がどのようなエサを追っていて、その代償に未来に対して何を払っているかを知ること。 徹底した自己の客観視とコンフォートゾーンから抜け出すあたりが実に行動変容らしい。よくある落とし穴はとても参考になるな。
2026-02-04, read count: 1, page: 107 ~ 134, pages read: 28
5 事実による説得を超えて。 エサを手放し行き詰まりから抜け出すには、自分を行動に突き動かす内発的動機を知る必要がある。 多くは自分をさらけ出すことに不安を感じ、理論や正しさといった外発的動機で偽装してしまう。 だがそれはオーセンティシティが欠如した状態であり、相手の心を動かすことはできない。 自分の内発的動機づけを知れば、そこから自分が望む未来に向けた新しいあり方を築き上げるきっかけになる。 行動変容に内発的動機づけが重要なのはよく知っているが、ここに来てその内発的動機は倫理学の直観のようなものに近いと感じてきた。 自分の大切に思うこと、深いところの価値観に沿った行動がオーセンティシティがあるといえるのかな。
2026-02-05, read count: 1, page: 135 ~ 172, pages read: 38
6 会話に命を取り戻す。 謝ることの力。率直に自分が食いついていたエサを認め、相手の行動を改めさせるのでなく自身の変化を示す。 一見自身の弱さをさらけ出すようだし、はじめは怪しまれることもあるが、誠実さを貫けば時間とともに信頼を得られ関係の強化につながる。 こういった行動を起こすためにはいくつかの障害を乗り越える必要があり、そのためには自身の新たな行動を相手にコミットメントとして示すことが有効。 謝ることの力、というのは頷けるものがある。柔軟に状況に応じて自己を変化させ目指す未来に対して責任を持つ、というのが本書の主題かな。 わたしも頑なになって謝らないことがあるし、何なら変化を求める際には積極的に謝ってもいいよなという気になってきた。とはいえ悦に浸る相手には安売りは禁物やろうな。
2026-02-06, read count: 1, page: 173 ~ 196, pages read: 24
7 違いこそが変革を生む。 行き詰まりは異なる価値観の間の妥協過ぎる案を取ることによるものがある。 一見相反する価値観も対立を乗り越えて二者択一でない新しい領域の解決策を見出すことができる。 まず両者が互いの価値観を知ること。これには関心圏と道徳的基盤が使える。 次に対立を認め、自分自身が二項対立のどちらも選べない二面性を持つことを受け入れる。 異なる価値観も受け入れることができれば、妥協点といったトレードオフを乗り越え、新しいアイデアの想像につながる。 本書で言ってる自分を変える必要があるというのは自分の価値観を保ったまま行動を変えるって意味なので、やはり行動変容やな。 対立を認めるってくだりどこかで見たなと思ったらデマルコ氏の著書でも度々触れられてた。対立で留め置く行動がそもそも真摯に取り組んでないということになるんやろな。
2026-02-07, read count: 1, page: 197 ~ 226, pages read: 30
8 対立を超えた会話。 会話の行き詰まりや対立は個人だけでなく組織的な運動の全体でも起こる。 例えば社会運動内でその活動が現実的かビジョナリーかといった対立が起こることがある。 こういった運動の中の会話も、個人で見たようなエサに釣られて落とし穴に陥る。 不調なので今日はここまで。しかし自分自身の行動変容は自分の問題なのでいくらか制御可能だが、運動が対象となるとその構成する人々が関わるので難しそう。 といっても真に運動に参加するものなら志を同じくするから、比較的行動変容を促しやすいのかもしれんが。
2026-02-08, read count: 1, page: 227 ~ 250, pages read: 24
8 対立を超えた会話。 組織がエサを手放した後にどうなるかは不確定なもの。共通のビジョンや進歩といったものはない。 1 つの考え方として、運動が目指すものを具体化せず可能性と捉え、具体的な行動は未来に向けて生み出し手は作り直していく。 これまで対立の源だった緊張関係を創造性の原動力に変換し、新たな道を探求していこう。 可能性を空の容れ物と例えるのいいな。中に何を入れるかはその時々、状況、そして自分たち次第か。未来が容れ物なわけか。 本書はこれで終わり。組織の行動変容の部分はまだあんまりピンときてないけどスルメ的に思考をめぐらして探っていこう。
2026-02-09, read count: 1, page: 251 ~ 288, pages read: 38
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