Booklog - 日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法
Rochelle Kopp, 到津守男, Steve McGee
まえがき ~ 2 章。 GE やその他の事例も方法論の根底にある文化的な前提も知った今なら改めて読むほどではないかも知れんが、著者の別の本(内容は染み込んで忘れてしまった)を読んだころに本書も読んだが途中で放棄して積読してたようなので、供養のために読む。 本書は日本企業が~という話ではあるが、日本企業に限った話でなく変化が急激な時代に前世紀的な効率の経営をしていると時代と噛み合わないという話なのかもな(10 年ほど前の話ではあるが)。 従業員のエンパワーメント・エンゲージメントといった点も触れられてるが、これまで学んだ内容からは変化に適応できる自律性を自身で獲得できた従業員だけに絞れるかが組織の分岐点になるように思う。 ここ半年ほど読んできた TEAM OF TEAMS とかユニコーンなんとか等を振り返れば、方法論や手法の信奉では変化に適応しきれない、個々人やチームの内発的動機づけがされるかどうかという話に思える。 カルチャーマップで見た日本の文化的傾向は、環境の変化に対する適応スピードは低いと見受けられるので、組織文化の合意が肝なんじゃないかな。 それが契約レベルでも合意されないと、多分敏捷さを得るうえで障害になる。 それが 20 世紀に培われたもので単に自律性をしなってるだけなのかも知れないが。しらんけど。
2026-04-04, read count: 1, page: 1 ~ 42, pages read: 42
3 章。アジャイルやリーンスタートアップの話。顧客第一主義と試行錯誤の繰り返しとが今も最重要なのは変わらないと思う。 とはいえ、本質はスクラムのような方法論や手法の導入でなくて、敏捷性を持ちつつ自己変革していくナニカをやるのが筋なんじゃないかな。 「ユニコーン企業のひみつ」なんかもそのようだし、他社の事例を見てもそう思える。 当然はじめのうちは守破離の守が必要なわけだが、デマルコ本でも方法論を信奉する危険性は触れられてたしな。容量用法をわきまえる必要がある。 DevOps は最低限必要、 MSA は組織規模に応じて、じゃないかな。今や AI の力も借りて NoOps に寄せやすくはなってると思うけど組織内の能力差もあるし個人的にはできてないなあ。
2026-04-05, read count: 1, page: 43 ~ 80, pages read: 38
4 ~ 5 章。顧客第一主義の延長線にある運用の話として、問題空間にフォーカスするためのビジネスモデルキャンバスと OKR の紹介。ワークフロー全体最適の手法としてカンバン。 初手としての方法論や手法の導入って文脈。 ピツニーボウズ、何かで見たと思ったら GE の本で Predix の事例で載ってたんだ。変化を積極的に取り込む企業の例みたいな感じか。 OKR は昔本を読んで理想的な OKR 運用はイメージしてるが、実際多くの会社は目標管理と雇用条件を連動させるので、組織への依存度が高い多くの従業員は身を守るために挑戦的で派手な目標を立てて焦点を定めるのが難しくなる。 カンバンはあと個人的にフォーマットは使うが WIP 制限はやめた。 AI 時代になりそれまでより大量のタスクを並行で捌く必要がでたことから「誰かに仕事を渡す」という意味でのカンバンは有用無ままだろうけど、一人あたりの仕事量が爆増した今、むしろ WIP 制限をなくして大量の WIP をどううまく回すかが重要な気がしてる。仕掛中というか弱火でコトコト煮込むって感じのイメージ。
2026-04-06, read count: 1, page: 81 ~ 140, pages read: 60
6 章。経済的合理性に基づく判断、トップクラス人材を引きつけるの好条件、という意味で経済性と人間性をリスクペクと書いてる様子。 特典や人事考課については Netflix の本でも触れられてたな。最高の報酬と挑戦的な仕事の方が特典より効果があるってのと、従来の人事考課は遅すぎるから頻度を上げるという意味でやめたって話。 個人としては幸い本書にあるような JTC らしい転属・異動みたいな経験はない(転職多いし)。複数の職能横断的なスキルを持つことで花開くこともあるが、それも基礎スキルがちゃんとしてる場合だけやしな。 もしかしたら日本の転属させたい傾向は、カルチャーマップで見たような包括的な文化やハイコンテクスト・合意ベースの影響あるのかもな。 サーベイの結果何も組織が行動を起こさないとシニシズムを生むってのも現実に見てきたので認識と合致する。あと諸々書いてるけどこれらは自律性に激振りするのが最善手という現代に合わせた方法であるという認識。
2026-04-07, read count: 1, page: 141 ~ 180, pages read: 40
7 ~ 8 章。従業員の自律性を引き出すためのリーダーシップの話。それと変化を起こそうという話。 Spotify の事例も出てきた。 ここでも OKR が制限(組織が目指す方向性に限られた範囲)の中での自由と自律性を促すものとして紹介される。あとサーバントリーダーシップ。 社長でもリーダーでも、変化を推進することを宣言し、それに準ずる人々を全面的に擁護することも付け加えてほしいところやな。 本書はコレで終わり。最近色々読んでたから知ってることが多かった。買った当時に読んでたらまだ良かったかもな(途中から積んでたが)。
2026-04-08, read count: 1, page: 181 ~ 240, pages read: 60
Years (3)
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